こんばんは。
くまたろうです。
自分以外の視点で相手と相手の関係をみてみることはとても大切なことです。
普段はどうしても自分の視点でしか物事はみれないものです。
例えば、主任は主任の視点、課長は課長の視点、部長は部長の視点、社長は社長の視点でしか物事をみていません。
しかし、主任のときから課長の視点、部長の視点、社長の視点でビジネスを見ていたらどうでしょうか。
その人は昇進していくのも早いでしょう。
NLPには相手の視点や第三者の視点を体験する
ポジションチェンジというワークがあります。
このポジションチェンジは、
知覚のポジションを変化させます。
知覚のポジションとは、特定の観点や視点のことです。知覚のポジションは3つのポジションがあります。
第1ポジション=当事者の視点
自分の視点、自分の思考、自分の感情などを体験している。
第2ポジション=相手の視点
相手の視点、相手の思考、相手の感情などを体験している。
自分の観点からは離れている。
第3ポジション=第3者の視点
自分と相手以外の第3者の視点や立場から、自分と相手がどのような関係にみえると観察する。
メタポジションという。
ワークのやり方
A、Bさんと2人でワークを行います。イスを2つ用意して向かい合わせるようにします。
Aさんがクライアント、Bさんがガイド役です。
1)Aさんは、自分にとって改善したい人間関係の人を一人決めます。
2)Aさんは一方のイスに座り、改善したい人が向かいに座っていると想像してください。
B「あなたの前に座っているのは誰ですか?」
A「○○さんです。」
B「その人と居ると、どんな気分ですか?」(体験を聴く)
A「ちょっと嫌な気分です。重い感じがします。」
B「あなたの前にいる人に、伝えたいことを今伝えます。」
A「○○さん、○○~ 。」
3)B「Aさん、あなたの気持ち(感情)と身体をその場に置いて、 第三のポジションに出てきてください」
(ここで深呼吸をする。ニュートラルな状態ができているかチェック)
B「第三者(全くの他人)となって、2人の関係を客観的に見てください。」
4)B 「では、ゆっくりと○○さんの中に入ってください。」
B「○○さんAさんに何か伝えたいことがあったら、今伝えてください。」
A「Aさん、~ ~ ~。 」
(○○さんになりきって伝える。)
B「○○さん、気持ち(感情)と身体をそこに置いて、第三のポジションに出てきてください」
(ここで深呼吸をする。ニュートラルな状態ができているかチェック)
B「第三者(全くの他人)となって、2人の関係を客観的に見てください。」
5)B Aをはじめの本人の椅子に戻す。
B「始めに○○さんと出会った時と比べて、どんな違いがありますか。」
A 体験したことを話す。
6)B 「Aさん、もう一度、第三のポジションに出て、目の前の二人の関係がどの様に見えますか?また、どんな可能性があるかを説明してください。」
A 2人の関係、可能性を説明する。
B Aを自分の席に戻し、どんな体験でしたか?
と実習での体験をシェアし合う。
わたしといっしょにこのワークを受けた人は、休み時間に携帯で姉さんに電話していきなり、
「ありがとう!!」と叫んで泣いていました。
もちろん姉さんは、いきなり言われたのでびっくりしていたみたいですが。(笑)
それではまた!
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