人は完璧に話ができない

こんばんは。

くまたろうです。

わけあってまだ東京に残っています。
ホテル暮らしもたまにはいいかもと思ってしまいました。(笑)

一生懸命に話を相手に伝えようとしても、なぜか伝わらないということはないでしょうか?

わたしも、一生懸命に話をしてもイマイチ相手に話が伝わらないということがありますが。。。(笑)

そのとき聞かれる質問が、

「だれが?」

とか

「どこで?」

とか

「いつ?」

なんです。

話す人が自分の体験の話をするときに、深層部にある出来事を表層部に浮かび上がらせて話をします。

実は深層部には自分の完璧な体験があります。

しかし、それを表層部に浮かび上がらせて話をするときに、人はそれを単純化しようとします。

単純化する過程の中で「省略」「一般化」「歪曲」が起こります。

1)省略

 深層部には完璧な体験がありますが、それを表層部で完璧に言語化することは無理です。

例えば、

 2009年の1月11日の17時30分に吉田貢君とJR渋谷駅のハチ公口の広場のブロンズでできた1mのハチ公の銅像の前、1.5m前で待ち合わせをして。。。

と言われたらどうでしょうか?

はっきりいって、「具体的すぎて何がいいたいのかよくわからない」ということになってしまいます。

これを省略すれば

昨日の5時半ぐらいに、吉田君と渋谷のハチ公前で待ち合わせして。。。

ですんでしまいます。

このように、言葉は適当に省略しないとコミュニケーションとして成り立たない部分があります。

2)一般化

 人はいろいろな学びを通して、ルールや公式などをつくります。社会のルール、会社のルール、交通のルール、はたまた数学の公式も一般化です。

子供がよく使う一般化は、

「みんなDSi持ってるから、ぼくもDSiが欲しいよ」

というおねだりです。

よく聞くと、みんなというのはクラスの2、3人だったりするのです。

これは勝手に、みんなDSiを持っているというルールを自分でつくってしまっています。

3)歪曲

例えば、あなたが会社の好きな女性社員に告白したとします。

しかし、返事は保留されてしまいました。

 次の日会社にいくと、女性社員数名があなたを見てクスクスと笑っています。

これはきっと昨日告白した彼女が、女性社員にいいふらしたに違いないと思います。

 それ以来、告白した女性社員に仕事を頼むのにも、きつく当たるようになりました。
 
 しかし、女性社員数名がクスクス笑っていたのは、あなたの口のまわりに朝食べたノリがついていたからだったのです。

いわゆるこれが歪曲です。

人は自分の体験を勝手に変化させることができるのです。

歪曲は人を誇大妄想にすることもできますし、逆に創造性豊かにすることもできます。

省略、一般化、歪曲によって人は何かを制限されてしまったり、錯覚(思い込み)してしまうことがあるのです。

ほんのささいなことですが、そういったことはよくあります。


それを具体的にしていく方法がNLPのメタモデルといいます。

それは次回ということで。

それではまた!

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